「子どもにとって良い家庭環境を作ってあげたい」
「いつまでも夫婦円満に仲良く暮らしたい」
など、このように考えているお父さんお母さんへ!
本記事では、
- 良い夫婦仲が子どもに与える影響5選
- 夫婦仲を良く3つの心がけ
などを中心にわかりやすく紹介いたします。
本記事を読むことで、子どもへの良い影響を意識した夫婦関係を築く方法が分かります。
それでは、早速みていきましょう!
1.良い夫婦仲が子どもに与える影響5選
子どもは、夫婦仲が良い家庭で育つと次の5つの影響が期待できます。
- 子どもが自信を持ちやすくなる
- コミュニケーション能力の向上につながる
- 異性に対して前向きなイメージが持てる
- 思いやりの心が育つ
- 心が安定する
以下でそれぞれ解説いたします。
1-1.子どもが自信を持ちやすくなる
両親の仲が良いと、子どもは「自分は愛されている」と自信を持ちやすくなるといわれています。
自信を持つことで、子供は家庭外でも積極的に挑戦できるようになります。
また失敗しても落ち込み過ぎず、「どうすれば成功できるのか?」と考え、次に活かす行動をとれる期待も持てます。
1-2.コミュニケーション能力の向上につながる
子どもは夫婦間のコミュニケーションや会話を通して、人との接し方を学びます。
実際に、国立青少年教育振興機構の調査結果によると「家族とよく話をするグループほど、勉強が得意という子が多い」ということが分かっております。
特にほかの教科と比べて、「国語が得意」と答えたグループは、家族関係が良いほど高くなったそうです。
また「東大女子50人に聞きました!」というアンケート調査では、
- 両親の仲がいい人が47人
- そうでない人が3人
といったように、東大に合格した女子50人のうち、47人が両親の仲がいいことが分かりました。
詳細は「東大女子50人のアンケートからも分かった!「脳の観点から見る最適な勉強法」」からご覧ください。
このように夫婦仲が良いと、子どものコミュニケーション能力をはじめ、勉強にも良い影響があると考えられます。
1‐3.異性に対して前向きなイメージが持てる
両親の関係が良い場合、子どもは異性や異性との関わりにポジティブなイメージを持ちやすくなります。
その結果、異性とのコミュニケーションに対する恐れや不安が軽減されます。
また、幼少期に「異性との交流やコミュニケーションは楽しく幸せなこと」という肯定的なイメージをもつことで、将来的に健全な異性関係を築きやすくなります。
実際に、子どもがいる30歳~49歳の既婚男女2,000名を対象に、「親子のつながりに関する調査」をインターネットリサーチで実施した結果、親夫婦が円満だったと思う方は、自分たち夫婦が円満だと思う割合が82.4%と、親夫婦が円満だったと思わない方(59.1%)よりも高くなりました。(引用元:ジブラルタ生命-親子のつながりに関する調査)
このように夫婦仲の良い家庭で育った子どもは、自分が結婚して家庭を築いたときに、夫婦円満な家庭を築ける可能性が高くなるようです。
1-4.思いやりの心が育つ
夫婦仲が良い家庭には、思いやりを持ってお互いを尊重している傾向があります。
子どもは、そんなお父さんお母さんの姿から、自然と相手を尊重し思いやることができるようになります。
思いやりの心が育まれることで、人間関係を深める大きな役割を担ってくれる期待が持てます。
1‐5.心が安定する
夫婦仲が良いと、子どもは安心して暮らせる環境と感じ、心の健康につながることが期待できます。
ただ、なかには共働きであまり子どもとの時間がとれていないお父さんお母さんもいらっしゃると思います。
実は、ペンシルバニア大学ウォートン・スクールの組織心理学者であるスチュワート D.フリードマン氏の研究によれば、「親が仕事や子育てに費やす時間の長さは、子どものメンタルヘルスに影響していない」という結論に至り、「必ずしも長時間を一緒に過ごす必要はなく、質の高い時間が重要である」ということがわかりました。
具体的には、親が仕事に費やす時間が長くても短くても、家庭を第一に優先する姿勢が子どもの感情面に健康的な効果があると示されました。
また、親が仕事に対してポジティブに取り組んでいると、子どもの心の成長に良い影響を与えることも分かったようです。
2.夫婦仲を良くする3つの心がけ
夫婦仲を良くするには、次の3つの心がけがあります。
- 加点式で相手を見る
- 異性としての魅力を磨く
- お互いの価値観を尊重する
以下でそれぞれ解説いたします。
夫婦仲をよくするための参考になると思いますのでぜひご確認ください。
2‐1.加点式で相手を見る
付き合いが長くなると、相手に求めることも増えがちです。
「なんでこんなことも気付いてくれないの?」と、相手に求めたことが思い通りにならないとマイナスの感情が湧いてきます。
そこを良い意味で相手に求めない、期待しないことで、相手への不満やイライラの感情がわくことが少なくなるでしょう。
また「普段ならしてくれない、気付いてくれないことをしてくれた!」と、相手の思いがけない、予想外の嬉しい行動をとってくれた時も喜びが大きくなります。
2‐2.積極的に褒める
褒めることで相手の良い点を認め、尊重することができます。
これにより、お互いに対する愛情や理解が深まり、より強固なパートナーシップを築ける期待がもてます。
また積極的に褒めることは、相手との絆を強化し、信頼関係を築くことにもつながります。
2‐3.お互いの価値観を尊重する
お互いの考えや価値観のズレで夫婦間で衝突してしまうこともあると思います。
そんな場合、自分の意見を押し付けるのではなく、相手の考え方を尊重し合うことが重要だと感じます。
トラブルが起きた場合は、自分の意見だけを伝えるのではなく、相手の意見も確認しましょう。
「相手はどう思っているのか?」をお互いが確認することで、より良好な家族関係を築くことができるでしょう。
まとめ
本記事では、良い夫婦関係が子どもに与える影響と、夫婦仲を良くするための心がけを紹介いたしました。
良い夫婦関係が子どもに与える影響は次の5つとなります。
- 子どもが自信を持ちやすくなる
- コミュニケーション能力が向上する
- 異性に対する前向きなイメージが持てる
- 思いやりの心が育つ
- 心が安定する
夫婦仲を良くするための3つの心がけは次のとおりです。
- 相手を積極的に褒める
- 加点式で相手を見る
- お互いの価値観を尊重する
この記事を通して、お子さんに良い影響を与える夫婦関係を築ける。
そんなきっかけになれば幸いです。
参考元
東大女子50人のアンケートからも分かった!「脳の観点から見る最適な勉強法