「子どもの興味や関心の幅を広げてあげたい」
「色んな年齢の子どもと交流するメリットを知りたい」
などが気になっているお父さんお母さんへ！
本記事では、様々な年齢の子どもたちと遊ぶことの重要性をはじめ、成長や発達への効果、遊ぶ際の注意点を紹介！
この記事を読むことで、様々な年齢の子どもたちと遊ぶことの重要性や効果が分かります。
また「具体的にどんな効果があるのか？」を年上、年下に分けて解説していますのでぜひご確認ください。
それでは、早速みていきましょう！
1．様々な年齢の子どもたちと遊ぶ重要性とは？
様々な年齢の子どもたちと遊ぶ重要性は次の3つです。
- 友達の幅が広がり、違う考え方ができる
- 興味や関心の幅が広がり、チャレンジ精神が育まれる
- 社会性や協調性が育まれる
以下でそれぞれ解説いたします。
学校はもちろん、習いや公園などで色んな年齢の子どもたちと遊ぶこともあると思うのでぜひご確認ください。
1-1.友達の幅が広がり、違う考え方ができる
年齢に関係なく、様々な年齢の子どもたちと遊ぶことで、友達の幅が広がります。
また、そういった遊びの過程で自分とは違った考え方をする子どもたちと出会うことも増えるでしょう。
そんな経験から今までと違った考え方を取り入れたり、試行錯誤する癖を身につける機会にも繋がります。
1-2.興味や関心の幅が広がり、チャレンジ精神が育まれる
様々な年齢の子どもたちとの交流から、子どもは自分の知らなかったことに興味や関心を持ちます。
その中から「自分もやってみたい！」とチャレンジ精神が育まれるかもしれません。
また主体的に興味を持ったことに対して「もっと知りたい！」「なんでこうなるの？」と、好奇心をもって取り組むことは、脳を活性化させることも期待できます。
ちなみに脳の活性化は、集中力や記憶力などの向上に繋がると言われています。
1-3.社会性や協調性が育まれる
様々な年齢の子どもたちと遊ぶことは、社会性や協調性を育むことが期待できます。
年齢の違う子どもたちと遊ぶことで、相手の立場や感情を理解し、適切にコミュニケーションを取る方法を学ぶ経験をします。
また、違う年齢の子どもたちとの遊びは、チームワークの重要性を実感させる機会にもなります。
具体的には、年上の子どもが年下の子どもをサポートしたり、協力してゲームを楽しんだりすることで、互いに支え合って、協力することの大切さを学べるでしょう。
このような経験は、将来の人間関係や職場での協力関係を築く上でも貴重な経験となります。
2．様々な年齢の子どもたちと遊ぶ効果とは？
様々な年齢の子どもたちと遊ぶ効果を次の2つに分けました。
- 年上の子どもにとっての良い効果
- 年下の子どもにとっての良い効果
以下でそれぞれ解説いたします。
お子さんの環境と照らし合わせて、ご確認いただけますと幸いです。
2‐1．年上の子どもにとっての良い効果
年上の子どもにとって、年下の子どもとの遊びは、思いやりやいたわりの心が育つ効果が期待できます。
実際に「札幌市内の公立・私立認可保育園187園、および札幌市周辺石狩支庁管内７市町村内の公立・私立認可保育園 54 園の計241 園」を対象とした調査では、年上の子どもが遊びや生活に関するルールや生活習慣などを教えるといった行動が確認できたようです。
詳細は「札幌市及び周辺地域における異年齢保育の実態調査報告書」をご覧ください。
また、それらの活動を通じて、年上の子どもたちは、
- 自律心が育つ
- リーダー意識が高まる
- 自分の成長過程を実感する
などの良い効果も確認できたと報告されています。
2-2.年下の子どもにとっての良い効果
年下の子にとって、年上の子どもとの遊びは、成長や発達を促進する効果が期待できます。
年下の子どもは、年上の子どもと遊ぶことで憧れる、尊敬する、刺激をうけるといった傾向があります。
自分も年上の子どもたちのようになりたいと向上心が芽生え、遊びをはじめ、自分の目標にも意欲的に取り組めるようになることが考えられます。
また年上の子にしてもらったように、自分が年下と接する時に寄り添ってサポートしてあげるようなことも期待できます。
詳細は「札幌市及び周辺地域における異年齢保育の実態調査報告書」をご覧ください。
3．様々な年齢の子どもたちと遊ぶ時の注意点
様々な年齢の子どもたちと遊ぶ際は、子どもたちの「遊びたい」という自主性を大切にしながら、安全面に気をつけましょう。
また、年上の子が年下の子に意地悪をしたりおもちゃを取り上げたりした場合は、お父さんやお母さん同士で協力してフォローに入ってあげましょう。
違う年齢の子どもたちとのコミュニケーションの取り方が分からず困っている場合は仲良く遊べるようなきっかけを作ってあげることも良いかもしれません。
まとめ
本記事では、様々な年齢の子どもたちとの交流の重要性や効果、遊ぶ際の注意点を紹介いたしました。
違う年齢の子どもたちとの遊びは、友達の幅を広げ、興味や関心を育み、社会性や協調性を養います。
また、年上の子供にとっては思いやりやリーダーシップを学び、年下の子供には成長や発達を促す良い機会となります。
遊ぶ際は子どもたちの「遊びたい」という自主性を大切にしながら、しっかり安全面に気をつけてまいりましょう。
参考元
異年齢保育のねらいとは？メリット・デメリットと導入時の注意点を解説
年齢の違う子との触れ合いは大切！ 異年齢児と遊ばせるメリット
文部科学省国立教育政策研究所‐子どもの社会性が育つ「異年齢の交流活動」
特集「子ども脳も大人脳も「好奇心」で成長する 脳に効く習い事」
