子どもの成長に本の読み聞かせや読書が良いと聞きますが、どんな本を選べばいいか分からない方もいらっしゃると思います。
そこで本記事では、以下の年代ごとのおすすめの本を紹介します。
- 生後5か月~10か月
- 2~3才
- 4~6才
- 小学生(低学年)
- 小学生(高学年)
また、その年代で本を読むことで得られる効果もあわせて解説します。
年代ごとのおすすめの本はもちろん、選び方や効果について詳しく解説いたしますので、ぜひご確認ください。
1:子ども(生後5か月~10か月)におすすめの本
子ども(生後5か月~10か月)におすすめの本は以下のとおり!
- 五感を刺激する布絵本や音が出る絵本
- 赤ちゃんが興味を持ちやすいカラフルな絵本
代表的な作品ですと、『だるまさん』シリーズや『じゃあじゃあびりびり』などが挙げられます。
この時期の赤ちゃんは視覚や聴覚が急速に発達するため、色鮮やかでシンプルな絵本が効果的と言われています。
また、赤ちゃんが触れることができる布絵本や音が出る絵本もおすすめです。
これにより、視覚だけでなく触覚や聴覚も刺激され、総合的な感覚の発達が促されます。
本のジャンルごとに期待できる効果を、以下の表にまとめていますのでぜひご確認ください。
✔本のジャンルごとに期待できる効果
本のジャンル | 効果 |
五感を刺激する布絵本や音が出る絵本 | 布絵本や音が出る絵本は、赤ちゃんの五感を刺激するのにおすすめです。布絵本は柔らかく、安全に触れることができるため、赤ちゃんが自分でページをめくる楽しさを感じることができます。また、音が出る絵本は、赤ちゃんの聴覚を刺激し、音のリズムやパターンを楽しむことができます。 |
赤ちゃんが興味を持ちやすいカラフルな絵本 | 赤ちゃんは色鮮やかなものに興味を持ちやすいため、カラフルな絵本を選ぶと良いでしょう。特に、赤や青、黄色などの原色が多く使われている絵本は、赤ちゃんの視覚を強く刺激し、興味を引きやすいです。 |
2:子ども(2~3才)におすすめの本
子ども(2~3才)におすすめの本は以下のとおり!
- 言葉の発達を促す本
- 繰り返しのパターンから物語の理解を深める本
- 自己肯定感を育むストーリー
代表的な作品ですと、『おおきなかぶ』や『三びきのやぎのがらがらどん』などが挙げられます。
この年齢の子どもたちは、繰り返しのリズムや簡単なストーリーを楽しむことができると言われています。
昔話や繰り返しのある絵本は、安心感を与え、想像力を育むのに役立ちます。
また、日常生活に関連する内容の本は、子どもたちが自分の経験と結びつけやすいため、物語に入り込みやすいと言えるでしょう。
本のジャンルごとに期待できる効果を、以下の表にまとめていますのでぜひご確認ください。
✔本のジャンルごとに期待できる効果
本のジャンル | 効果 |
言葉の発達を促す本 | 2~3才の子どもは、言葉の発達が著しい時期です。そのため、繰り返しのリズムや音のパターンを楽しむことで、子どもは自然と新しい言葉を覚え、語彙力が向上します。 |
繰り返しのパターンから物語の理解を深める本 | 「おおきなかぶ」や「三びきのやぎのがらがらどん」などの昔話は、繰り返しのパターンが多く、子どもが次に何が起こるかを予測しやすいです。これにより、物語の理解が深まり、読書の楽しさを感じることができます。 |
自己肯定感を育むストーリー | 主人公が困難を乗り越える話や、友達と協力する話などは、子どもに自信を持たせ、自己肯定感を高める効果があります。 |
3:子ども(4~6才)におすすめの本
子ども(4~6才)におすすめの本は以下のとおり!
- 想像力を育てる物語
- 人間関係や感情を理解する絵本
- ひらがなや数字に触れる学習絵本
代表的な作品ですと、『ぐりとぐら』や『11ぴきのねことあほうどり』などが挙げられます。
この年齢の子どもたちは、より複雑なストーリーやキャラクターの冒険に興味を持ち始めると言われています。
冒険物語や友情をテーマにした本は、子どもたちの想像力を刺激し、感情の発達を促します。また、シリーズものの本は、次の展開が気になりやすいことから読書習慣をつけるのに役立つでしょう。
本のジャンルごとに期待できる効果を、以下の表にまとめていますのでぜひご確認ください。
✔本のジャンルごとに期待できる効果
本のジャンル | 効果 |
想像力を育てる物語 | 4~6才の子どもは、想像力が豊かになる時期です。 この時期には、ファンタジーや冒険物語が特におすすめです。 「ぐりとぐら」や「エルマーのぼうけん」などの物語は、子どもの想像力を刺激し、物語の世界に没入する楽しさを教えてくれる期待がもてます。 |
人間関係や感情を理解する絵本 | 友情や協力、感情の理解をテーマにした絵本は、子どもが他者との関係を学び、感情を適切に表現する力を育むのに役立ちます。 |
ひらがなや数字に触れる学習絵本 | 4~6才は、ひらがなや数字に興味を持ち始める時期と言われています。学習絵本を通じて、楽しく文字や数字に触れることで、自然と学習意欲が高まることが期待できます。例えば、「あいうえお」や「かずのえほん」などの絵本は、遊びながら学ぶことができるため、子どもにとって非常に魅力的です。 |
4:小学生(低学年)の子どもにおすすめの本
小学生(低学年)の子どもにおすすめの本は以下のとおり!
- 自分で読める本
- 初めての長い物語や冒険ストーリー
- 自然や科学に興味を持つ本
代表的な作品ですと、『ぼくはめいたんてい』シリーズや『かいけつゾロリ』シリーズなどが挙げられます。
低学年の子どもたちは、文字を読む力がついてきて、物語の世界に没頭できるようになると言われています。
探偵ものや冒険ものの本は、読解力を高め、問題解決能力を育むのに役立ちます。また、シリーズものは継続的な読書習慣をつくることも期待できるでしょう。
本のジャンルごとに期待できる効果を、以下の表にまとめていますのでぜひご確認ください。
✔本のジャンルごとに期待できる効果
本のジャンル | 効果 |
自分で読める本 | 小学生低学年になると、読み聞かせから自分で本を読む喜びを感じ始めます。この時期には、簡単な文章で構成された本や、イラストが多い本が適しています。自分で読むことで達成感を得られ、読書の楽しさを実感することができるでしょう。 |
初めての長い物語や冒険ストーリー | 「かいけつゾロリ」シリーズや「マジック・ツリーハウス」シリーズは、子どもが物語の世界に没入しやすく、読書の楽しさを感じることが期待できます。 |
自然や科学に興味を持つ本 | 科学絵本や自然に関する本を読むことで、知識が広がり、好奇心が刺激されます。例えば、「はじめての科学」シリーズや「自然のふしぎ」シリーズは、子どもの知的好奇心を満たすことが期待できます。 |
5:小学生(高学年)の子どもにおすすめの本
小学生(高学年)の子どもにおすすめの本は以下のとおり!
- 論理的思考を育てる本
- 自己表現や自己理解を深める物語
- 歴史や社会に興味を広げる本
代表的な作品ですと、『ハリー・ポッター』シリーズや『ぼくらの七日間戦争』などが挙げられます。
高学年の子どもたちは、より長くて複雑な物語を楽しむことができると言われています。
ファンタジーや歴史ものの本は、想像力を豊かにし、歴史や文化への興味を引き出すのに役立ちます。また、友情や勇気をテーマにした本は、自己肯定感や社会性の発達を促すことも期待できるでしょう。
本のジャンルごとに期待できる効果を、以下の表にまとめていますのでぜひご確認ください。
✔本のジャンルごとに期待できる効果
本のジャンル | 効果 |
論理的思考を育てる本 | 推理小説やミステリーは、子どもが論理的に考える力を育むのに役立ちます。例えば、「シャーロック・ホームズ」シリーズや「名探偵コナン」シリーズは、子どもが推理を楽しみながら論理的思考を鍛えることが期待できます。 |
自己表現や自己理解を深める物語 | 自己探求や成長をテーマにした物語は、子どもが自分自身を理解し、自己表現の方法を学ぶのに役立ちます。 例えば、「ハリー・ポッター」シリーズや「ぼくらの七日間戦争」は、自己理解を深める本としておすすめと言えるでしょう。 |
歴史や社会に興味を広げる本 | 歴史小説や社会問題を扱った本を読むことで、子どもは歴史や社会に対する理解を深めることができます。 例えば、「三国志」や「世界の歴史」シリーズは、子どもの知識を広げるのに役立ちます。 |
まとめ
年齢に応じて本を選び、読書することは、子どもの成長において非常に重要な役割を果たします。
年齢に応じた本を選ぶことで、子どもは読書の楽しさを感じ、知識や感受性が豊かになることが期待できます。
本記事が、そんな効果が期待できる本選びに役立つことに繋がりますと幸いです。
以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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