こんにちは、なついです。
今回のブログでは「子どもの成長や発達につながる指先を使った遊び」を紹介!
指先を使うことが子どもの成長や発達に重要な理由はもちろん。
「どんなメリットがあるのか?」「年齢ごとの指先の発達の進み具合」も紹介します。
また「指先を使った遊びとその効果」も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
お子さんに対して、以下のように感じているお父さん・お母さんにおすすめの記事です。
「子どもの成長や発達につながることをしてあげたい」
「周りと比べると、少し成長や発達のスピードが気になる」
「集中力や創造力をつけてほしい」
それでは、早速見ていきましょう!
1.指先を使うことが子どもの発達にとって重要な理由
手や指の動きは脳と深く関係しており、指先は「第二の脳」とも呼ばれています。
手指には脳とつながる神経が多く存在し、指を動かすことで脳が刺激されます。
特に0歳から3歳頃になると、脳の神経細胞は急速に発達し、3歳時点では成人の約90%に達するとされており、視覚や触覚、聴覚、言語能力に関わる領域が大きく発達すると言われています。
「2章」では、そんな指先を使った遊びに期待できるメリットを紹介します。
2.指先を使う遊びが子どもの成長にもたらすメリットを紹介!
指先を使う遊びは、子どもの成長に様々なメリットをもたらします。
そんなメリットを以下にまとめました。
✔指先を使う遊びメリット
メリット | 具体的な効果 |
手先の器用さアップ | ボタンを留める、箸を使う、字を書くなど、日常生活における様々な動作をスムーズに行えるようになる |
集中力アップ | 細かい作業や物事に集中する力を養う |
創造力アップ | 自分の思い通りに手先を動かせるようになり、想像力を膨らませ、創造性を育む |
脳の活性化 | 指先を使うことは、脳を刺激し、様々な能力の発達を促進する |
知育、学力の向上 | 指先の巧緻性は、学習能力や思考力、問題解決能力にも繋がると言われています。 |
これらのメリットは、指先を使った遊びから期待できる代表的なものです。
「3章」では、指先の発達の進み具合を紹介!
生後2か月〜4歳までの年齢ごとに解説しているので、ぜひご参考ください。
3.【生後2か月〜12歳】指先の発達を年齢別に紹介!
以下にて、生後2か月から12歳までの指先の発達を1つの表にまとめました。
年齢ごとに簡単に解説しているのでぜひご確認ください。
✔指先の発達を年齢別に紹介
年齢 | 発達内容 | 詳細説明 |
生後2ヶ月ごろ | 手を合わせられるようになる | 赤ちゃんにとって身近な動くものは自分の手であり、2ヶ月ごろから肩関節を使い、両手を合わせて動作が可能になります。 |
生後5ヶ月ごろ | 手を使って使えることができる | 生後3ヶ月くらいからゆっくりおもちゃを持てることが可能になり、4ヶ月くらいには肘関節が動き、手のひらで物を握れるようになります。 |
生後6~7ヶ月ごろ | 手に持ったものを別の手に持ち替える | 手のひらで持った物を反対の手に持ち替えることができ、生後8ヶ月ごろには両手に積み木などを持ち会議することも可能です。 |
生後10ヶ月ごろ | 親指と人差し指でものをつまむ | 指の関節を使って細かいものをつまむ動作が可能になり、ボーロをつまんで口に運んだり、ボタンを押すなどの操作ができます。 |
1歳~1歳半ごろ以降 | 指や手首などを組み合わせた複雑な動き | スプーンやフォークを使い、食べ物をこぼしながら口に運ぶなど、目的を持った複雑な動作が可能になります。 |
2歳から4歳 | 手首や指が柔軟に動けるようになる | お絵かきやシール貼り、ボタン留めなど指先を使う遊びができるようになる。 |
5歳から6歳 | 運動能力が向上する | 基本的な運動能力が確立され、手先の器用さが増します。お箸を使ったり、ボタンを留めたりすることができるようになる。 |
7歳 | 細かい動作ができるようになる | 指先の動きがさらに精密になり、絵を描いたり、細かい工作をする能力が向上します。特に、手と目の協応運動が発達し、視覚情報を基にした動作がスムーズになります。 |
8歳 | より複雑な作業ができるようになる | 模型作りや手芸といったより複雑な手作業を行うことができるようになります。指先の巧緻性が高まり、細かい作業に対する集中力も向上する。 |
9歳 | 手を使った創作活動ができるようになる | 子どもは自分の感情や意志を表現するために、お絵描きや工作など手を使った創作活動が行えるようになります。これにより、創造力や自己表現力が育まれます |
10歳 | 手と目の協調性がさらに発展する | 手先の器用さがさらに向上し、楽器演奏やスポーツにおいても高いパフォーマンスを発揮できるようになります。手の動きがより複雑になり、細かい操作が可能になります。 |
11歳から12歳 | 手先の使い方がさらに発展し、表現の幅が広がる | 子どもは特定の技能(楽器演奏、スポーツ、アートなど)を専門的に学ぶことが増え、手先の使い方がさらに洗練されます。これにより、自己表現の幅が広がります。 |
以上、生後2か月〜12歳までの手や指先の発達過程となります。
あくまで1つの指標ですが、ぜひご参考ください。
4.子どもの指先の感覚を育てる遊び
「子どもの成長や発達につながる指先の感覚を育てたい!」
そんな場合、以下6つの遊びが効果的といえます。
- あやとり
- ひも通し
- 新聞紙遊び
- ねんど遊び
- お絵描き
- シール貼り
以下にて、指先を使った遊びの効果を簡単にまとめました。
子どもの発達の進み具合にあわせて、ぜひ取り入れてみてください。
✔遊び方と効果の一覧表
遊び方 | 主な効果 |
あやとり | 指先の協調性、集中力を育てる |
ひも通し | 目と手の協調性を育てる |
新聞紙遊び | 感覚統合、創造性を育てる |
ねんど遊び | 手指の筋力、創造性を育てる |
お絵描き | 表現力、握力を育てる |
シール貼り | つまむ力、集中力を育てる |
まとめ
指先を使う遊びは、子どもの成長や発達に欠かせない重要な要素といえます。
その際、年齢や発達具合に応じた適切な遊びを選ぶことが大切です。
また、楽しみながら遊び、継続することで効果が上がると感じます。
子どもの成長や発達の進み具合が思い通りに行かない場合でも、 焦らずに実践することが大切といえるでしょう。
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
参考記事:
・微細運動(びさいうんどう)とは?乳幼児の手指の発達目安や、発達障害(神経発達症)がある子どもに多いつまずき、トレーニング方法も紹介
・指先を鍛えよう!手指の発達に効果的な遊びとおもちゃ10選
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