こんにちは!
「いかなる時も心穏やかに!脳と体のコンディショニング情報ページ」のブログ担当させていただいております、なついえんどです!
今回の記事では「子どもの頃の体験が、大人になってからの生活に大きな影響を及ぼすこと」についてご紹介いたします。
AI に代表されるテクノロジーが発展している現代において、私たち大人は勿論。子どもたちの生活にも沢山の変化が起きていますよね。
スマホやゲームで簡単かつ便利に楽しめ、遊べる時代ですが、文部科学省の調査によると、
『子どもの頃のある体験が大人になってからの生活に大きな影響を及ぼすこと』が分かっています。
・これからの時代に必要な力を知りたい
・子どもにとって、何が『良い体験』なのかわからない
・できるだけ子どもの将来にとってプラスになる機会を作ってあげたい
そう考える保護者の方はとても多いと思います。
以下で「大人になってから良い影響を与えてくれる体験」をご紹介いたしましたので、今後の子育てにご参考ください。
どんな体験が子どもにとって良い影響を及ぼすのか?
子どもの頃に直接、自然や人、社会にかかわる体験をした場合、自己肯定感を含め、チャレンジ精神といった意欲・関心が高くなることが、「令和 2 年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告」で分かっています。
また、小学生の頃に自然や社会、文化的体験を多くしていた子供は、その後、高校生の時に自尊心や活発性、精神的な面に良い影響が確認されており、家庭の経済状況などに左右されることなく自尊感情が高くなることも分かりました。
では、具体的に「どんな体験が子どもに良い影響を与えてくれるのか?」を以下にご紹介させていただきます。
自然体験は人間関係能力を育てることが期待できます
海や川で遊んだり、星空をみたりするといった自然体験は、豊かな心や体を築いてくれることが期待できます。
・海や川の中に生息している生き物を知ること
・波の流れによって危険があること
・夏の大三角などの星座
など、
目や耳、手などの五感を通じた様々なことを感じることは、子どもの脳をはじめ身体の成長に繋がります。
海や川ときくと、ハードルが高く感じる保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、近くの公園に咲いている花や木々、土の中の生物に触れることや見ることでもお子さんにとって、良い自然体験となります。
これらの自然体験は「人前でも緊張せずに自己紹介ができる。けんかをした友だちを仲直りさせることができる。初めて会った人とでもすぐに話ができる」といった子どもの人間関係能力が高くなることが、以下の記事で分かっています。
・子どもの頃の体験が、大人になってからのやる気にも影響/AI 時代を生き抜くために「失敗力」を育てる6つの栄養素【最終回】
https://kids.gakken.co.jp/parents/parenting/shippairyoku17/
以上が自然体験をすることで期待できる内容となります。
地域体験は意欲や関心の向上が期待できます
近所の子どもと遊んだり、地域清掃といった地域体験は、分からないことを調べたり、初めてのことでもチャレンジしてみたいといった意欲や関心を育てることができます。
上記であげた体験以外にも、
・掃除や料理などの家事のお手伝い
・異なる年齢(年上・年下)の人と遊ぶ
・電車やバスなどでお年寄りに席を譲る
といった体験をされている子どもは、コミュニケーション能力が高い、視野が広い、主体性や協調性といった能力が養われることが分かっています。
またビジョントレーニングなどの習い事も同様に、年齢の離れた生徒や先生と交流する良い体験の 1 つと言えます。
最後に
上記で紹介いたしました自然や地域などを含んだ体験は、これから中学、高校、大学、そして社会人と成長していくにつれて、受験や部活動、就職活動などを経験していきますが、大人に向かう階段を登るうえで大きな財産になってくれると感じますので、今後の子育てにご参考いただけますと幸いです。
■参考資料
令和 2 年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告 ~21 世紀出生児縦断調査を活用した体験活動の効果等分析結果について~
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00738.html
子どもの頃の体験が、大人になってからのやる気にも影響/AI 時代を生き抜くために「失敗 力 」 を 育 て る 6 つ の 栄 養 素 【 最 終 回 】
https://kids.gakken.co.jp/parents/parenting/shippairyoku17/
幼児期の自然体験がもたらす効果とは?子供が自然と触れ合うメリットをご紹介
https://charliepress.life/childhood-nature-experience