こんにちは!
「いかなる時も心穏やかに!脳と体のコンディショニング情報ページ」の
ブログ担当させていただいております、なついえんどです!
今回の記事では、侍ジャパンのWBC優勝ということで!
日本代表選手の中から村上宗隆選手が取り入れている視覚と脳機能を鍛えるトレーニングをご紹介いたします。
「これから打率をあげたい」
「選球眼を鍛えたい」
といった野球をされている方やそんなお子さんをお持ちの親御さんなど
是非、ご一読いただけますと幸いです。
それでは、早速!世界一に輝いた日本代表のスタメン村上選手が取り入れているトレーニングを以下にご紹介いたします。
村上宗隆選手が取り入れている視覚と脳機能を鍛えるトレーニング方法とは?
WBC日本代表の村上選手は打席前に両手を広げて目で点を追う「ビジョントレーニング」を取り入れられていることがこちらの記事で確認できます。
そんな村上選手が行っている「ビジョントレーニング」を簡単に説明しますと、見て考えて行動できる。そんな「見る力」を鍛えるトレーニングになります。
「見る力」と聞くと「視力回復」と誤解される方もいらっしゃいますので、そちらの違いに関しましては、以下の記事を読んでいただけますと幸いです。
・「ビジョントレーニング」って視力回復とは違うの?
https://wellnesstraining.jp/info/archives/909
ビジョントレーニングは目で見た情報を正確に集め、それを脳で理解し、からだで反応していく力を鍛えるトレーニングですので、村上選手に限らず、近年プロ野球選手に親しまれているルーティンだと聞きます。
あの日本代表選手も取り入れておられます
実際にこちらの記事でも紹介されていますが、今回のWBCでも大活躍!打撃の天才と称された北海道日本ハムファイターズの近藤健介選手は、2017年からビジョントレーニングに取り組まれているようです!
ちなみに2016年時点の打率0.265でしたが、こちらのトレーニングを取り入れてから2017年には0.413まで上がる。そんな結果を近藤選手は残されています。
村上選手に近藤選手と、日本代表選手のスタメン2人も取り入れているビジョントレーニング。恐るべき効果です。
ただ、以上のような結果に対して、
「やっぱりプロはすごいなぁ」
と思われる方もいらっしゃると思いますが、
以下では、2011年シーズンからシンシナティ大学がチームとしてビジョントレーニングを取り入れ、打撃の改善を図った。そんな海外の研究を見てまいりましょう。
ビジョントレーニングを取り入れた結果、打率や長打率が上昇!
以下、引用です。
ビジョントレーニングをまだ取り入れてなかった、2010年シーズンと、シーズン前にビジョントレーニングを行って挑んだ、2011年を比較すると、下記のような結果となったようです。
シーズン成績が2009−2010シーズンの打率.251から、2010-2011シーズンは打率.285まで上昇し、長打率も.033上昇したそうで、同時期の同じリーグの他大学は.082下がっていたそうです。
シンシナティ大学
2009-2010 → 2010−2011
・打率 .251→.285
・長打率 .372→.404
他同一リーグの大学
2009ー2010 → 2010−2011
・打率 .305→.272
・長打率 .456→.374
他大学全体が打率、長打率ともに減少する中、ビジョントレーニングを行っていた、シンシナティ大学は、打撃成績が軒並み上昇し、打撃力が上がったそうです。
引用元:打撃力向上へ、村上宗隆選手などプロ野球選手も行う視力を鍛えるビジョントレーニング。海外の研究結果とその効果を紹介
https://nickymallow.com/archives/baseball-visiontraining.html
以上のように、ビジョントレーニングを取り入れたチームとそうでないチームを比べるとどちらが結果に結びついているかが分かります。
ただビジョントレーニングと言えども「眼球運動」だけではなく、必要な取組は対象によって異なり特に子どもの発達においては目だけではなく、体や内発的モチベーションの喚起など、心あるトレーナーは現場で試行錯誤しながら指導に臨んでいるようです。もちろんウェルネストレーニング教室のトレーナーの皆さんも同様です。
最後に
上記、引用元でも述べられている村上選手はもちろん。
近藤選手も今大会において、ボール球をしっかり見てフォアボールにし、次の大谷選手に繋げる場面は記憶に新しいと思います。
これはビジョントレーニング効果の1つである「目で見た情報を正確に集め、それを脳で理解し、からだで反応していく力」が働いているのかもしれませんね。
以上、ビジョントレーニングを取り入れた選手やチームの結果を通して、その期待できる効果をご紹介させていただきました。