「ビジョントレーニングを習慣付けて、子どもの能力を育てたい、上げたい!」と考えるパパさんママさんへ
自分で選び、判断し、考える力が育つビジョントレーニング。
大人になると、小さい頃にあれやこれやっていたらよかったなと感じることってありますよね。
ただ、今に夢中な子どもには話してもなかなか話を聞いてくれないことも多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではビジョントレーニングを習慣化するための方法を紹介!
本記事を読めば「そもそも習慣化ってなに?」といった前提はもちろん。習慣化のメリット、習慣化が失敗してしまうケースや習慣化に役立つコツなどが分かります。
また親だからこそサポートできることも紹介しているのでぜひご確認ください。
「ビジョントレーニングってなに?」といった疑問をお持ちの方は、こちらの記事にてビジョントレーニングを解説しています。
記事内で簡単な体験もできるので参考にしてみてください。
それでは、早速みていきましょう!
1:そもそも習慣化とは?
よく目にする「習慣化」という言葉。
ぼんやりと理解している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
習慣化とは、毎日または定期的に意識しなくても繰り返す行動のことを言います。
具体的には、朝起きたら歯磨きするといった無意識に行っているものが多いです。
2章では、そんな習慣化が子どもに与えるメリットを紹介します。
特に幼児期から学童期には様々なメリットがありますのでぜひご確認ください。
2:習慣化が子どもに与えるメリットはコレ!
下記のような習慣は、子どもの非認知能力を育てることができると言われています。
- 朝起きたら、窓をあける
- 朝食前に歯を磨く
- トイレのあとは、水を流す
これらの習慣はあくまで一例ですが、上記を含めた日常生活における習慣化は、体内リズムが整う、社会生活のルールやマナーの理解、自己管理能力を身に着けるといった非認知能力を育てる効果が期待できます。
ちなみに非認知能力とは、
- 自己管理力
- 共感力
- コミュニティ能力
などの人間としての基本的な能力を指します。
3:習慣化が失敗してしまう3つのケース
目標達成に向けて、これから何かを始めようとしている場合、下記3つのケースは習慣化の妨げになるかもしれません。
- 目標設定が高い
- 結果をすぐに得ようと焦っている
- やる気に頼りすぎている
以下でそれぞれ解説します。
3‐1:目標設定が高い
習慣化するには、目標を設定することが重要です。ただし、目標が高すぎると継続するのが難しくなってしまいます。
例えば、ダイエット経験のない人が「朝昼のご飯を抜いて夜ご飯しか食べない」と決めると、挫折する可能性が高いでしょう。
最初はやる気が高まっているため、高い目標を設定しがちですが、毎日続けるためには、達成可能な目標を設定することが重要となります。
3‐2:結果をすぐに得ようと焦っている
目標を達成するには時間がかかります。そのため早く結果が出ないと、モチベーションを保てずに、途中でやめてしまうことに繋がります
習慣化とは無意識にできるようになることを指すため、時間がかかるのは必然といえるでしょう。
そのため短期間で結果をすぐに求めてしまうことは、習慣化の失敗に繋がってしまいます。
3‐3:やる気に頼りすぎている
始めた当初はやる気に満ち溢れていても、徐々にモチベーションは低下してしまいます。
それにも関わらず「やる気」だけで続けようとすると、心身ともに疲弊してしまいます。習慣化は、精神論だけでは達成できません。
無理なく自然にできることが、本当の習慣化です。
気分が乗らない日でも続けられるように、やる気だけに頼らない目標設定が大切といえるでしょう。
4:ビジョントレーニングを習慣化するための3つのコツ
ビジョントレーニングを習慣化する場合、下記3つのコツがおすすめです。
- 時間を決めて取り組む
- 得意なトレーニングから始める
- 取り組む時間を短くする
「継続することが苦手…」「3日坊主になりがち…」といったお子さんでも習慣化に繋がるコツなのでぜひご確認ください。
以下でそれぞれ解説します。
4‐1:時間を決めて取り組む
「毎日ビジョントレーニングをする」というぼんやりした目標は、つい先延ばしにしがちです。
そのため、取り組む時間を具体的に決めることで対策しましょう。例えば「朝起きたら」「お風呂に入った後」「20時から」と設定します。
やる気が出るのを待つのではなく、時間になったら行動するという習慣をつけることが大切です。
また時間を決めて取り組むことは、毎日の宿題や予習復習などにも活かせると思うので、積極的に取り入れると良いでしょう。
4‐2:得意なトレーニングから始める
ビジョントレーニングを習慣化するコツとして、好きなトレーニングから行うのも良いでしょう。
自分の好きなトレーニングから始めることで、やる気も上がり良いリズムでトレーニングが行えます。
「また今日はやりたくない…」そんな気分が乗らない時でも、好きなトレーニングだけでもやろうかなという気持ちも湧きやすいため、効果的な方法といえるでしょう。
4‐3:取り組む時間を短くする
習慣化には量よりも継続が大事です。
1日3分といった短い時間でもいいので「続けること」を大切にしましょう。
その際「継続できない時間を設定する」「高過ぎる目標」は、子どものなかで「できない」経験が増えてしまい、自己肯定感を下げることに繋がるかもしれません。
少しでも「できた」経験を積み重ねていくためにも、取り組む時間は継続できる時間に設定してあげましょう。
こちらの記事では、子どもの自己肯定感をあげるために親ができる習慣を紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
5:ビジョントレーニングを習慣化するために親ができる3つのこと
ビジョントレーニングを習慣付けたい場合、下記3つは子どものサポートに繋がると感じます。
- 親子で取り組む
- できたことを見える化してあげる
- 習慣化しやすい環境を作ってあげる
勉強からスポーツまで様々な能力発揮に繋がるビジョントレーニングなので、子どもに習慣付けたい方もいらっしゃると思います。
以下で1つずつ解説するのでぜひご確認ください。
5‐1:親子で取り組む
親子で一緒に取り組むことは習慣化に繋がることが期待できます。
ビジョントレーニングに限らず、生活習慣や読書など一緒にできることはたくさんあります。
またお互いの集中力を妨げないものであれば、取り組む内容は同じでなくても問題ないといえます。
子ども大人関係なく、切磋琢磨できる時間にもなると思うので親子で取り組むこともおすすめです。
5‐2:できたことを見える化してあげる
今日できたこと、この1週間でできたことを子どもに伝える。そんな「できたこと」を見える化してあげるのも習慣化に繋がる方法と言えます。
子どもは成果が見えると自信がつき「明日も続けよう」というやる気につながります。
成果が出ていない場合は「毎日続けられているね」と継続していることを褒めてあげるのも効果的でしょう。
また親子で今日できたことを伝え合うことも良いかもしれません。
子どもも親が今日何していたかを自然と知るきっかけになり、親子の相互理解にもつながることが期待できるでしょう。
5‐3:習慣化しやすい環境を作ってあげる
習慣化しやすい環境を作ることも親ができる方法と言えます。
例えば、勉強する部屋にはマンガやゲーム機、その他、意識がそれるものを避けるようにする。
また子どもにヒアリングすることで、集中できなかった原因が分かるかもしれません。
子どもの頑張りをサポートできる環境作りも習慣化の妨げになる原因を減らすことができるので重要といえるでしょう。
■まとめ
ビジョントレーニングを習慣化させるコツには下記の3つがあります。
- 時間を決めて取り組む
- 得意なトレーニングから始める
- 短い時間から始める
また、その際に親も一緒に取り組む、成果を見える化する、習慣化しやすい環境を作るといったサポートをしてあげることで、より一層習慣付けしやすくなるでしょう。
なお目標設定が高過ぎたり、結果をすぐに求めたりすると、習慣化に失敗してしまう傾向にあるので注意しましょう。
以上となります。
この記事が、お子さんのビジョントレーニング習慣化に繋がりますと幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
■参考
子どもの非認知能力が育つ「習慣化」って? 子どもの「習慣化」5つのポイント