仕事や勉強、家事、子育てなどで、ストレスが溜まる一方。
また暗いニュースも多く、希望が見出せない将来に不安はつのるばかり。
世界的にもストレスの多い国としてよくテレビやニュースで報道されている日本。
そんな誰もが、いつ心を病んでしまってもおかしくない時代に生きる私たちも何もしていない訳ではありません。
「できるだけ、たくさん睡眠をとる」
「休日に友達やパートナー、家族など会って遊ぶ」
「カラオケにいってストレス発散をする」
など、
日々のストレスを解消するための行動をしている方も多いと思います。
ただ、それでもなぜかスッキリしない。
そう、どこか「満足感」が足りていない。
日々の仕事や勉強、生活全般ならびに人間関係において
この「満足感」を感じることが少ないと、元気とやる気が失われ、気分も晴れません。
またそんな状態が続くと、ついには心が病んでしまうことも…
ひとりひとりが「満足感」を感じるように工夫をしても、なかなかうまくいかない。
「メンタルウェルネストレーニング(MWT)」はそんな傾向を改善する可能性があります。
「メンタルウェルネストレーニング(MWT)」とは
「メンタル」と「ウェルネス」と「トレーニング」の3つの言葉から成り立っています。
「メンタル」は「こころ」、「ウェルネス」は「健康」、「トレーニング」は「訓練」を意味します。
似ている言葉で「メンタルヘルス・ケア」という言葉がありますが、
「ウェルネス」には「ヘルス(健康)」と違って更に深い意味があります。
「メンタルウェルネストレーニング」と「メンタルヘルス・ケア」の違い
その定義を含めると、MWTは、「生活科学として、心と体の運動を適宜日常生活に取り入れながら、心身共に健康的に日々の暮らしを送るための訓練」となります。
現在、学校や企業、心療内科等で行われている「メンタルヘルス・ケア」は「問題が起こってから相談する=カウンセリング」であり、カウンセラーを必要とする対症療法的な療法です。
ですが、MWTは「問題が起こる前に自力で予防(=セルフケア)する」訓練なのです。
いわば、日常生活の中でできる「自力で心身の調子を整える」ための実践的かつ予防的トレーニングとなります。
あえてではなく、おのずと前向きになる方向へ
日々、生きていると色んなことが起こります。そんな出来事に対してどう捉えるかは、自分次第です。
では、どのような境遇に直面しても前向きに捉え、明るく肯定的な発想をするためには?
「意識してなるべくポジティブに考えようとする」
「物事のプラス面を見ようと心がける」
それも有効な手段かもしれません。
ただ、頭で分かってはいても忙しい毎日に追われ、いつの間にか意識していたことも元通りに。そんな繰り返しをしている方もいらっしゃるかと思います。
「メンタルウェルネストレーニング(MWT)」では、明るく肯定的な意識形成を目指しています。つまり、トレーニングを通じて無意識の捉え方を変えることで、あえて前向きにするのではなく、おのずと前向きになる方向に脳の働きを高めます。
MWTで得た効果は、心身共に健康的に日々の暮らしを送りたい方にとって、おおいに役に立ってくれるはずです。
※カウンセリングは有効な手法であり、MWTはその効果を否定するものではありません。
MWTがメンタルヘルス・ケアの新たな手法として、効果的に取り入れていただけることを望んでいます。