紫外線の影響を知ろう!効果的な対策方法はコレ

紫外線の影響を知ろう!効果的な対策方法はコレ

「夏の紫外線って、どんな影響があるの…?」
「子どもや家族のためにも紫外線対策を知りたい!」
「そもそも紫外線ってなに…?」

紫外線には良い面も悪い面もあります。肌に悪いからといって完全に避けるのではなく、上手に付き合うことで、様々な健康効果も期待できます。

そこで本記事では、以下の情報をお届けいたします。

  • そもそも紫外線とは?
  • 紫外線の良い効果と悪い影響
  • 紫外線から肌や目を守る5つの対策

この記事を通して、紫外線との付き合い方を知っていただけると幸いです。

それでは、早速みていきましょう!

1.そもそも紫外線とは?

そもそも紫外線とは?

紫外線は太陽の光の一部で目には見えませんが、強いエネルギーを持っています。

そんな紫外線には波長があり、長い順にUV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分けられます。

UV-Cはとても短い光で、オゾン層がほとんどを吸収するため、地表にはほとんど届きません。

つまり、紫外線対策を考えるときは、地表に届くUV-AとUV-Bから肌を守ることが大切と言えます。

以下でUV-AとUV-Bの特徴を1つの表にまとめてます。

項目詳細
UV-Aメラノサイトを刺激しメラニン生成、肌が黒くなる。肌の奥深くの真皮に達し、光老化を引き起こす。すぐに影響が出ず、長い時間をかけて悪影響を及ぼす。
UV-B肌に炎症を引き起こし赤くなり、やけどのようになる。波長が短く、肌の奥深くに達することはない。肌表面の表皮に強く作用し、シミやそばかすの原因となる。
紫外線量の変化季節、時間、天気によって変化する。
季節による変化UV-Bは4月〜9月に多く、冬は少ない傾向。UV-Aも季節によって変わり、冬でも夏の半分の量が降り注いでいる。そのため一年を通して紫外線対策が必要。
時間による変化午前7時から増え始め、午前9時には急増。10時〜14時が特に多く、夕方以降もゼロにはならない。そのため太陽が出ている間は対策が必要。
天気による変化晴れの日の紫外線量を100%とすると、くもりの日は約65%、雨の日は約20%の紫外線があると言われている。UV-A・UV-Bどちらも雲の影響をうけにくい。そのため、天気が悪くても紫外線対策が必要。

2.良い?悪い?紫外線による効果や影響とは

良い?悪い?紫外線による効果や影響とは

本章では、紫外線の「良い効果」と「悪い影響」を紹介!

「日光って身体に良いって聞くけど、実際のところどうなの…?」といった方もいらっしゃると思います。

結論からお伝えすると、紫外線は自分の住んでいる地域をはじめ、時間や天候などに合わせてうまく付き合っていくことが重要だと感じます。

以下で簡単に解説しますのでぜひご確認ください。

2-1.紫外線の良い効果

紫外線は「ビタミンD」の生成を助ける。そんな良い効果があります。

ビタミンDは、皮膚に「UV-B」が照射されるとつくられ、様々な健康効果が期待できます。

具体的には、

  • カルシウムの吸収を助ける
  • 骨や筋力を強くする
  • ガンや感染症、糖尿病の予防

などに役立つとされています。

ちなみにビタミンDは食事からも摂取できますが、必要量を食事だけで摂るのは難しいです。

そのため、多くの人は1日に必要なビタミンD(400-1000単位、10-25μg)の半分以上を紫外線から得ています。

このように、紫外線はビタミンDを作るのに必要ですが、一方で健康への悪影響もあります。

2-2.紫外線の悪い影響

紫外線による悪影響には「急性傷害」と「慢性傷害」の2つのタイプがあります。

以下、急性傷害による影響です。

  • 日焼け
  • 紫外線角膜炎
  • 免疫機能低下

以下、慢性傷害による影響です。

  • シワ ( 菱形皮膚)
  • シミ、日光黒子
  • 良性腫瘍
  • 前がん症(日光角化症、悪性黒子)
  • 皮膚がん
  • 白内障
  • 翼状片

以上の症状は、紫外線が関係していると考えられています。(引用元:環境省‐紫外線による 健康影響

急性傷害は、その日のうちに「日焼け」や「皮が剝ける」といったことが起こりますが、慢性傷害は、長年の紫外線が蓄積され、影響が現れる特徴があります。

では、どれくらいの日光浴がビタミンDを作るために必要でしょうか?

これは地域や時間、天候、肌の色、食事内容によって変わるので、あくまで目安として参考にしてください。

環境省の「紫外線環境保健マニュアル2015」によると、以下のように説明されています。

「標準的な日本人が、皮膚の25%(両腕と顔に相当)を日焼け止めなしで露出し、東京都心で8月1日の昼頃に外出した場合、3分間で400単位(10μg)のビタミンDが生成されます。同様に1月1日の昼頃に12%(顔と手程度)を露出して外出した場合、約50分かかります」

このように、その日の肌の露出や時間帯などによって、考えられる効果や影響は様々です。

そのため、日々の対策を心がけ、予防をすることが重要になるでしょう。

3.紫外線の悪影響から肌や目を守る5つの対策

紫外線の悪影響から肌や目を守る5つの対策

紫外線から肌や目を守る方法として、以下5つの対策があります。

  • 紫外線の強い時間帯の外出を避ける
  • 日陰を利用する
  • 平均7センチ以上の帽子をかぶる
  • UVカットウェアを着る
  • UVクリームを有効利用する

人の肌は「日焼けしやすい」「日焼けしにくい」と様々ですので、自分に合った対策を考え試してみることが良いでしょう。。

日々の紫外線量を確認したい方は「紫外線のデータ集」をご覧ください。

また、日焼けしてしまった場合は以下5つのケアを心がけましょう。

  • 日焼けした部分をしっかり冷やす
  • 日焼けした部分を刺激を避ける
  • ぬるめのシャワーだけで済ます
  • こまめに水分補給する
  • しっかりと体を休めてあげる

以上、これらの紫外線の対策とケアを日々の生活に活用していただけますと幸いです。

まとめ

紫外線はUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分かれます。

ただし、UV-Cはオゾン層が吸収するため、紫外線対策を考える時はUV-AとUV-Bの2つから肌を守ることが大切と言えるでしょう。

紫外線にはビタミンDを生成し、骨や筋力を強化する。

また病気の予防に役立つといった良い効果がある反面、日焼けを含む急性傷害、シワや白内障などの慢性傷害といった悪い影響もあります。

そんな紫外線の悪影響の予防としては、以下の5つの対策があります。

  • 紫外線が強い時間帯の外出を避ける
  • 日陰を利用する
  • 7センチ以上の帽子をかぶる
  • UVカットの服を着る
  • 日焼け止めを使う

これらの対策を実践して、紫外線の悪影響から肌や目などを守りましょう。

また日焼けした際は、その箇所を冷やす、こまめに水分補給をする、しっかり体を休めるといったケアも大切に。

本記事が、今後の紫外線との付き合い方に活用いただけると幸いです。

参考元

オゾン層 | NHK for School

ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報 (速報値) : 図の説明 (健康 (ビタミンD生成)・有害 (紅斑) 紫外線量情報)

紫外線対策5か条  子どものための紫外線対策協会

国土交通省-紫外線のデータ集

紫外線から体を守りましょう

健康に不可欠な紫外線、正しく付き合うには?

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